爽やかでやさしい味わいのコーヒー
コロンビア ラス・フローレス カスティージョ(浅煎り)100g
販売価格 850 円(内税)
コロンビア期待の新品種カスティージョ種とは
コーヒーの主要な生産国ではいつも新品種の開発が行われています。気候も変わっていきますし、人々に好まれる味わいも時代によって変わっていきます。また農家をずっと悩まし続けるサビ病などの病気、害虫などに耐性のある品種も求められています。
カスティージョ種は、コロンビアの次世代を担うコーヒーとして、2005年に初めて市場に出された、まだまだ新しい品種です。もともとはサビ病に耐性のあるコロンビア種(あまり美味しくなかった)を改良して作られ、サビ病への強さとその味の良さで、ここ最近ではコロンビアで最も植えられている品種となりました。
日本で買い付けられた品種が手に入るようになったのはまだここ数年。やっと日本にも輸出できるくらいの収量になってきたということなのでしょうか。
ぱっと明るい印象の香り。
粉に挽いてみると、明るい酸味を伴う香りがパッと広がります。爽やかで柑橘を感じる香ばしい香りです。苦味を感じる香りは少なく、少しだけチョコレートのような甘味を伴った香りもあります。
お湯を含ませてみると乾いた状態とはまた違う甘味を伴った柔らかい香りに変化してきます。チョコレートも感じる複雑さが強くなります。ふっくらとした甘さの中に、柑橘の果物の皮のような香りも混ざります。
オレンジのような明るい酸味。酸味を少し抑えるように焼いて味を整えました
カップに注いで飲んでみます。
このラス・フローレス農園のカスティージョ種は、明るいオレンジのような優しい酸味を持ったコーヒーでした。もちろん甘味もたっぷり。ジューシーで、旨味がたっぷり詰まった味わいです。
当店で扱う他の品種と比べても少し強めのしっかりとした酸味を感じられる味わいを持っていたので、ジューシーな甘味をもっと感じていただけるよう、ちょっとだけ酸味を抑えた焙煎度合いとして、酸っぱさを感じすぎないように味を調節しました。
酸味を抑えると甘みが強く感じられて、ジューシーなのに酸っぱくなく、柔らかい甘さがとっても美味しい。甘めのミカンのような、穏やかで明るいコーヒーになってくれました!
カスティージョ種全般に酸味が強いのかどうかは他の農園のカスティージョ種を体験してみないとわかりませんが、だんだんと日本でも輸入される農園が増えていってますので、近いうちにまた別のカスティージョに出会う機会が来るかもしれませんね。
優しい味わいのコーヒーになっているので、軽めのお菓子やタルトなどのクッキーベースのケーキなどさくっとした甘いものとよくあいそうです〜。当店最初のカスティージョ、ぜひお試しくださいね。
甘み ★★★★
苦味 ★★
酸味 ★★★
香り ★★★
【味の特徴】
オレンジのような酸味。ジューシーな甘味。
【煎り具合】
浅煎り
アラビカ種 カスティージョ種 精選方法:天日乾燥・水洗式
【生産地】
ラス・フローレス農園
コロンビア サンタンデール県
標高:1700m