去年よりちょっぴり小さいブラジル

昨年のブラジルの干ばつの影響

コーヒーが農産物であることを、よく分かっていただくためにたまにはこんな話題も。

今年のブラジル サントアントニオ ナチュラル、全体的に小粒になってます。

原因は、昨年の干ばつ。

サント・アントニオ地域では、一昨年から2年連続で干ばつが起きています。 干ばつで実が成長する時期に当たる一昨年の年末から昨年年始にかけて雨が降らず、実が育ちませんでした。

brazil_2016
焙煎後のクリーニングで出た欠点豆。小粒が多く、貝殻も多い。
そのため、全体に小粒。
あと、焼いたあとに貝殻豆(中が空洞になってしまう状態)になってしまう豆が多いという印象です。
干ばつのニュースを聞いて、ひょっとして入荷しないのでは?入ってきてもすごく少ないかも。などと心配したりもしましたが、幸いにして実った果実の品質は小粒ながらいいもので、味が劣ってしまうということは無かったようです。

少し小さめになってしまったワケ

実が育たなかった対応策として、普段は振り分けられてしまうはずの小さいサイズの豆を今年のロットでは入れることで量も確保してくれました。
具体的に言うと、例年ですとスクリーンサイズ(豆の大きさの単位)17、18で作られるのがサントアントニオ ナチュラルの基準なのですが、今年は16のサイズが約4割も混ざっています。17、18のサイズまで育たなかった豆がそれほど多かったということですね。

という訳で、今年のブラジル サントアントニオ ナチュラルは全体に小粒です。

当店は来てくださる皆さんとはややゆるめにつながっている認識もありますし(笑)、ネットでご注文頂く皆様にも耳に心地よい話ばかりではなく、こんな話もシェアしていこうと思っています。

これからもなるべく正直にいろいろお知らせしていきますので、よろしくお願いしますね。

農産物を扱うとは、その年の気候と付き合うということ

今まで何度も書かせていただいている通り、コーヒーは農産物。産地の天候や農園の技術などで品質が毎年変わります。
収穫量が少なければ値段が上がり、豊作ならば下がります。
また輸入品ですから、為替の影響によって価格も変わります。
天候不順で品質が落ちてしまったのに円安で価格が上がる、なんていうこともあります。

こういったことも、コーヒー豆の価格や味に反映しているということを知っていてくださいね。

ちなみにコーヒー仲間として交友を持たせていただいているブラジルの産地担当の方に伺ったところ、今のところ生育は順調、来年はいつも通りのサイズに戻せそうだということでした。彼がしっかりと産地の様子も教えてくれています。

このまますくすくと育って欲しいですね。